飼育環境へのこだわり
国産鶏種・赤玉鶏「あずさ」
みたぼら農園では、「あずさ」という種類の鶏を飼育しています。赤玉卵の王様といわれたボリスブラウン種の特徴を色濃く受け継いだ、純国産鶏種・赤玉鶏です。
非常に大人しく飼いやすいのが特徴。外国産種が多いの採卵鶏のなかで、全体の1パーセントほどと言われている、非常に貴重な国産鶏です。みたぼら農園では、同じ長野県内にある小松種鶏場さまより生後2日の雛を導入しています。
薄飼い・平飼い
平飼いは、かご状のケージではなく地面の上を自由に歩いて生活させる飼育方法です。自由に歩き回れるためストレスが少なく、足腰の丈夫な鶏に育ちます。私達が追いかけてもなかなか捕まらないほどです。
薄飼いは、決まった面積に対して少数の鶏しか入れない飼育方法です。過密飼育を避け、動き回れるスペースを十分に確保しています。
雄を群れに入れた有精卵
100羽につき雄鶏2羽を入れ、有精卵を生産しています。有精卵と無精卵に栄養的な違いはありませんが、みたぼら農園では雄鶏がいた方が雌のみの場合より、ケンカや弱い個体を仲間外れにするなどの問題行動が減るため、群れ全体の安定のために、雄鶏を導入しています。
採卵養鶏では卵を産まない雄を飼育しないことが多いですが、鶏のストレス軽減やより自然な環境で飼育するため、雄がいた方が良いと考えています。
自家配合飼料へのこだわり
鶏に与える餌はすべて、農場内でブレンドした自家配合飼料を与えています。季節や気温の変化、鶏の体調に合わせて少しずつ配合を変えています。餌が変われば卵の味も変化します。夏はさっぱりと、冬には濃厚に。変化する卵の味を通じて、季節の移り変わりを感じていただければ幸いです。
材料には、熊本の陽商店さんのカツオ100%の魚粉、雑穀、麦、トウモロコシ、大豆粕、牡蠣の貝殻を粉砕したカキガラ、愛知県産の海藻粉末などを使用しています。また、地域の米農家さんからはくず米、地元の製菓店でからは精米したての新鮮な米ぬかをいただくなど、地元南信州産の素材も多く使用しています。
敷地内で湧き出る地下水を与えています
卵の味を決める大きな要素の一つに水があります。卵はその75%が水分と言われています。私達は鶏の飲む水の質もエサと同じくらい、卵の味に影響すると考えています。みたぼら農園では敷地で湧く湧き水を鶏に与えています。カルキや塩素などを一切含まない、まさに南アルプスの恵みいっぱいの天然水です。